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藪池桟橋は、昭和13(1938)年開園以前から使用されていた桟橋です。藪池桟橋の先西側の海は、水深が深く大きな船が接岸できるということで、この桟橋から園で生活するために必要な食料や燃料を積んだ船が接岸しました。その船から物資を降ろすのも、降ろした物を滑車に乗せるのも入所者の仕事でした。力自慢の若い男性がその仕事に従事したようですが、一日がかりの仕事はとても大変でくたくたになったそうです。
藪池桟橋に向かって左、グラウンドのはずれの海岸から、開園した光明園に外島の風水害で助かり、他園に預かられていた入所者が帰園の為に上陸したと言われています。