入所者「故・藤本とし」さんは、1929年4月光明園の前身である外島保養院に入院。室戸台風被災のため多磨全生園(東京)に委託転園。1938年7月光明園に帰園。1950年完全失明の頃より随筆詩作に手を染め、療友の代筆を得て1955年から1965年の間に機関誌「楓」に多くの佳作を発表。
1974年に随筆集「地面の底がぬけたんです」として「思想の科学社」より出版。多大の反響を呼び、版を重ねることとなりました。
この碑は1987年6月2日(享年86歳)に亡くなられた「藤本とし」さんの遺金により建立。
1987年10月